高齢者の約7人に1人が認知症!老後に備えて認知症予防対策を実践しましょう。

認知症に備えてできること

認知症で介護される女性

厚生労働省が2015年1月に発表した資料によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人で65歳以上約7人に1人の割合だと推計されています。
老後に備えている人の中には、親や親戚で認知症に苦しんだ経験や話を聞いたことがある人も多いでしょう。
認知症になると介護する家族の負担も大きくなります。

 

OECD(経済協力開発機構)によると日本の認知症有病率は先進国35カ国でトップのデータも出ています。
内閣府は2030年には830万人、2050年には1,000万人に増加して、人口減少の中で認知症有病率は今後さらに高まる予測をしています。
老後に備えて、早い段階から認知症対策を行っておきましょう。

 

 

認知症の予防法

認知症の原因や確実性のある予防法は医学的に完全解明されていません。
現時点で言えることは、健康的な生活習慣を行うことです。

 

  • 栄養バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • 適切な睡眠時間
  • ストレスを溜め込まない

 

上記の4点を重視して、問題点のあることを重点的に改善させていきましょう。
ほかにも人とコミュニケーションを取ったり、文章の読み書きやゲーム、博物館や美術館に通って感性に刺激を与えることも効果的です。
脳を活性化させることと、適度な運動をして質の良い睡眠にするなど、しっかり休息させることが大切です。

 

 

屋外での運動(お散歩など)が重要

日本が先進国の中で有病率が高いのは、清潔で免疫力が衰えているからだと言われています。
清潔かつ都市部になるほど認知症は発生しやすいと言われています。
体力が衰えると、最低限の外出や車、電車、バス中心の移動になって屋外で活動する機会が減ってきます。
天気が良い日は用事がなくても散歩で屋外を歩くなどして、外の空気をたくさん吸うように心がけましょう。

 

 

家族に迷惑をかけないように貯金をしておく

認知症が進んでいくと、夜間でも活動してしまうようになって、介護する家族は睡眠不足に陥り肉体的にも精神的にも追い詰められます。
認知症を予防するのが理想ですが、発症率の高い地域性と完全に解明されていない問題から100%回避するのは困難です。

 

万一、重度の認知症になった時は施設に入れるだけの貯金をしておくと安心です。
グループホームなど、認知症でも介護保険を使える公的施設もありますが、倍率が高いです。
グループホームは5~9人部屋になるので、本人が入所を嫌がるケースもあります。
家族のことを大切に考えているのなら、認知症になった時は迷惑をかけずに老人ホームへ入るだけの貯金や、年金、不動産投資などで収入源を確保しておく努力をしましょう。

 

要支援、要介護などの介護保険認定を受けたら、デイサービスを積極的に利用することも大切です。
定年退職して引退すると、人と接する機会が減ってしまうものですが、継続的に多くのコミュニケーションを取ることで認知症の予防と進行を遅らせることができます。